20100201
2010年2月 9日 10:36 - cityside - streetcorner (life)
TVのドキュメンタリー番組で、ある中小メーカーの新卒採用説明会の様子が映されていた。会場はおそらくどこかの大学だ。若い女性経営者は「私の言うことがちょっと違うなと思ったら退室してくれて結構です。一分一秒が勝負の就活中の皆さんの貴重な時間が勿体ないですから」と言っていた。果たしてそうだろうか。「違うな」と思ったときこそ、「どこが違うのか」「なぜ違うと思ったのか」「自分ならどうするか」「なんの為にそうするのか」を考えるチャンスだ。特に、一見無益な講演や面接はそうした「間」、批判的精神を掘り下げる時間を与えてくれる。その時間こそが貴重なのだ。就職活動という手段自体に意味があるとすれば、以上のようなことの繰り返しによって自分の輪郭がぼんやりとでも見えてくることではないだろうか。それは、職業に向かう人間にとって唯一必要な準備ではないだろうか。一分一秒に流されていたのでは一生はつくれない。「違うな」と思わない場所なんてどこにもなく、それは自分で培うものだ。そんな当たり前のことを言わなくてはならない状況にある。
2010年2月1日、25時。駒沢通り近くの自室(写真は青山通り)。音が消されている。雪が積もっているようだ。子どもの頃、朝、カーテンの隙間から射す光がいつもより強く白味を帯びていると「雪だ!」と思い、飛び起きたものだった。大方は空振りに終わったけれど、それでも懲りずに身体は反応した。
H.



