20100108
2010年1月 9日 19:06 - cityside - streetcorner (life)
新年は3日まで、なにもせずに過ごした。印象に残ったのは、NHKで放映された100歳になった詩人まど・みちおのドキュメンタリー。朗読は三國連太郎、ナレーションは宮崎あおい。人間の精神のささやかさと偉大さが、詩人の言葉と姿勢を通して率直に伝わってきた。また、昨日、詩人、荒川洋治のエッセイ集「文学の門」(みすず書房、2009)を出先の高崎駅で買い、新幹線でひろげたところ、小説家、高見順の「楽しみ」という詩が紹介されていた。「眼を指でおおい 指の間から外を見る 楽しみ/涙の間から ものをぼやけさせて見る 楽しみ/つらくても生きている 生きていることを そっとたしかめる 楽しみ」。繰り返しになるが、世界は汲めども尽きることなく芳醇で、人間の精神はささやかにして偉大なものだ。
2010年の新年の挨拶に代えて、田中裕人


