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多摩川アートラインプロジェクト

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シーグラム壁画

2009年7月 2日 20:00 - cityside (art)

川村美術館1川村美術館2

 5月の中頃のこと。

 「シーグラム壁画」を観に、川村記念美術館を訪れた。川村記念美術館は、DIC株式会社による私設の美術館で、JR総武線の佐倉駅から八街方面に30分ほど車で走ったところにある。佐倉駅周辺はコメントし難い状況にあるが、道中は、房総特有の鬱蒼とした森林と田園が美しい。
 ロシア生まれのアメリカ人抽象画家(本人はそう呼ばれるのを嫌ったそうだが)マーク・ロスコは、1958年、ニューヨークのシーグラムビルの「フォー・シーズンズ」(建築:ミース・ファン・デル・ローエ、内装:フィリップ・ジョンソン)というブラッセリーの為の壁画の連作を制作したが、ブラッセリーのスノッブな雰囲気が気に入らず、設置を取り止めた。この「シーグラム壁画」と呼ばれる30点の連作は、現在は、ロンドンのテート・モダン、ワシントンD.C.のナショナル・ギャラリー、佐倉の川村記念美術館に所蔵されており、今回の展覧会ではそのうちの15点が集められ、公開された。ちなみに、ロスコのお気に召さなかったフィリップ・ジョンソン内装の「フォー・シーズンズ」は、火災により消失し、現在はディラー&スコフィディオにより改装されたものが残っている。

マーク・ロスコ

 展覧会は終わってしまったけれど、「シーグラム壁画」のうちの7枚は、美術館内の「ロスコ・ルーム」で現在も観ることが出来る。海老原一郎の設計によるキリコの絵の中の尖塔のような外観とは不釣り合いの「ロスコ・ルーム」と「ニューマン・ルーム」(ロスコと同世代の抽象画家バーネット・ニューマンの「アンナの光」を展示)は、一見の価値がある。
ロスコの作品は、観る者を引き込むと同時に周囲に拡散する。

ロスコ・マグネット

 会期中のミュージアムショップでは、こんなチャーミングなマグネットのセットが売られていた。テート・モダンのミュージアムグッズ。

H.

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エリアデザイナー、活動家、小説家
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エリアデザイン、市民活動、企業経営
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海、アート
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