Weekend Diary 2009.3.27-29
2009年3月31日 19:11 - cityside (life)
ー 3.21 Fri. ー
京橋のギャラリー「ZEIT-FOTO SALON」で写真家の安齊重男さんの古希のお祝いが行われた。安齊さんらしい、ささやかでハートウォーミングなパーティー。「ささやか」と言っても、壁には、イサム・ノグチ、ダニエル・ピュラン、ローリー・アンダーソン、ギルバート&ジョージ、ピナ・バウシュ、滝口修造等の彼が世界中で撮影した歴史的なスナップ。その前で談笑するのは、写真左から、関根伸夫さん、安齊重男さん、李禹煥さん、三宅一生さん、堂本尚郎さんという恐ろしく豪華な面々。これでは、次から気安く「撮って」などと言えなくなってしまう。1970年、絵画をやめてアートの記録写真を撮るように勧めたのは、堂本尚郎さんだったという。
安齊さんは、コロリとした体型、人懐っこい顔立ち、大音量のガラガラ声がそのままのチャーミングなお人柄だが、酒をほとんど飲まず、仕事に生活に実に几帳面な方でもある。そして、何よりも人物や作品や状況を総合的に捉える暖かくも厳しい眼差しと、それを裏付けるご経験をお持ちだ。彼は、アーティストやスタッフと共に一緒になって現場をつくる。彼が来ると現場は活気づき、それが写真にも表れる。安齊さんの言葉が、アートプロジェクトの試金石となる。「現代アートの記録写真は、安齊重男でなければダメだ」と言われる職人の所以はそこにある。「タナカさんね、俺、一週間ぐらい病院に入ってたんだけど、その間に、これからどうなるんだろうって考えたわけよ。でもさ、やっぱりこれからも、若いアーティストを地道にコツコツと撮っていくってことなのかなって思ったわけ」、といつもの大声でおっしゃった。気に入りさえすれば、近所の幼稚園の運動会も、僕のような若いジェネレーションのポートレートも、ジェームズ・タレルの部屋も同じように撮る、代え難い人だ。いつまでも安齊さんに「タナカさん、面白かったよ」と言って貰えること、それは僕の目標の1つと言っていい。
ー 3.28 Sat. ー
夜、川崎市市民ミュージアムで知人のピアニスト、豊田裕子さんのコンサートが行われた。ピアノはもちろん、テノールの弾き語り、アルプ・ホルン(素晴らしい音色で、僕はこれを清水寺でやってみたい)、永井式オルゴールなど、はじめての音を体験させて頂いた。ベーゼンドルファーの「インペリアル」が美しい。FMで「三谷サイダーの日」だと言っていたので、締めくくりに、横浜駅近くのバーでサイダーを注文した。
ー 3.29 Sun. a.m. ー
午前中は、明治神宮のお花見(プライヴェート)に顔を出した。お花見に慣れない僕は、「こんなに人がいるんだったら、大玉送りか人文字でもやれば面白いのに」というようなことばかり考えていた。職業病かもしれない。春と桜については、春のうちに、またあらためて書きたいと思う。ちなみに、移動中、タクシーのドライバーに車で通るおすすめのスポットを聞いたところ、「吉祥寺の武蔵野市役所前。ライトを上向きにして通るんですよ、夜中じゃないと出来ないけどね」ということだった。
ー 3.29 Sun. p.m. ー
午後は、建設中の分譲集合住宅「ソシオミュゼ・リヴ白山」(是非のお買い求めを!)が近いということもあり、樹木・環境ネットワーク協会主催の小石川植物園の散策に合流した。オフィスのスタッフと、ランドスケープデザインをお頼みしている古谷俊一さんと一緒に。
園内のタンポポは、すべて在来種の関東タンポポだった。/イロハモミジには、こんな花が咲くのだ。/ツバキは、葉とガクと花弁と雄しべが螺旋の同一線上にならぶ原始的な特性を持っているのだそうだ。進化と優生学を混同する人がいるが、そうでないからこそ面白い。/ツツジは、5枚の花弁が垂直面に対し左右対称になるように咲き、必ず上方の1枚にだけ模様がある。/園内には、珍しいトキワマンサクとサルスベリの巨木がある。/1969年に本郷から園内西側に移築された東京大学総合研究博物館小石川分館。もともとは、東京大学の前身である東京医学校の本館として建てられた明治の洋館だ。
H.






















