明日は月の上で
2009年3月23日 09:07 - streetcorner (life)
自室近くのN商店街には老人が一人でやっている本屋があり、雑誌の品揃えがやたらといい。僕はその老人のことがなんとなく好きで、仕事で込み入った雑誌(今回は「STUDIO VOICE」)が必要になると、そこを訪ねることにしている。店内には、チカチカする色温度の高い蛍光灯とは不釣り合いにいつも越路吹雪のシャンソンが流れていてメランコリックな気持ちになるから困るのだが、それが老人へのそこはかとない好意に繋がっていることは確かだ。
帰りのゆるい坂道を下っていると、ドラッグストアのビニール袋(コンビニと違って褐色の半透明)が転がっていて、覗き込むと、ビニール袋はトノサマガエルだった。トノサマガエルは何かに轢かれて、夜の雨に濡れていた。今夜の越路吹雪は、「明日、月の上で」と謳っていた。柔軟剤を買うのを忘れた。
おやすみ、K。
※ 「STUDIO VICE」は今号が400号で、購入したのは、友人の内田学くんによる坂本龍一さんへのインタビューを読む為だった。いいインタビューなので、興味がある人は読んでみて下さい。
H.



