黒田征太郎、山頭火を描く
2008年6月18日 15:36 - creationside (art)

ギャラリー ル・ベインで黒田征太郎さんが山頭火の句を描くという企画展をやっていて、先日、そのレセプションにお邪魔したのだけれど、素晴らしかった。
長友啓典さんをはじめ、久々にお会い出来た方々がいらっしゃったこともそうなのだが、なによりも、山頭火の句が「立っていた」。「立つ」というのは、短詩に用いるテクニカル・タームで、特定の単語が短詩にすることによって際立って活きてくる状態のことを言うのだが、山頭火の句が黒田さんの文字とドローイングによって、まさしく「立っていた」。それは、死を内包した生命力ということなのだな、と思い返してみて、今は思う。黒田さんの手法には大袈裟さや難しさがないから気付かないかもしれないけれど、気付かせない黒田さんは、やはり流石だ。
展覧会は、27日まで開催している。
H.



