everyday's Valentine
2008年2月18日 13:50 - cityside (office)
アッシジでは市役所員が老女に配るバレンタインのミモザの枝を並べ終えたその頃、僕は部屋に入り、窓を覆っている半透明のロールスクリーンをあげて、ライティングデスクの上のパンフレット類をまとめてソファーに放り投げ、かわりにマッキントッシュのラップトップを開いて、バスルームへと向かいシャワーの栓を捻っていた。貯まっていた企画書、申請書、原稿等の作文作業をまとめて片付けるべく、昼過ぎから品川のストリングスのシングルルームに籠っていたのだ。書類の構成やビジュアルはオフィスの空き時間にこなせるのだが、文章だけはそうもいかない。いわゆる「カンヅメ」と違うのは経費、ましてや他人の経費ではないというところだ。おまけに、前夜遅くまでU社に勤める友人と金融業界の無自覚的腑甲斐無さを酒の肴に飲んでいたバチが当たってか、イメージが実状に定着せずに作業が捗らず、気が付いたときにはバレンタインズデーは既に背中を見せ、ルームサービスの受け付け時間も終わろうとしていた。
一年に一度ぐらいはなにかを渡してみようかと、チョコレートを下さった皆さん、どうも有り難う。
H.



