流星群と太陽
2007年8月13日 10:35 - seaside (fishing)
炎天下の日曜日、
ルイ・ロデレールを1本だけ抱えて、
釣れない釣りをしに、真鶴へと向かった。
何かを考えたかったからなのか、何も考えたくなかったからなのかは、
結局のところ自分自身でも分からず仕舞いだったが、
いずれにしても、ヨットやダイビングに出掛けるタイミングでなくても、
太陽に当たりたかったのだ。
(僕は、陽射しが嫌いな女の子と暮らすのはちょっと難しいんじゃないかな
と思うぐらいに、太陽に当たるのが好きだ。)
夏の陽射しが焼け付く防波堤と波消ブロック(テトラポッド)という
谷川俊太郎の散文詩の傑作『コカコーラ・レッスン』が顕在化した既視感が広がる中、
BGMは、ラテンの名手南佳孝の『ROMANTICO』(いいアルバムだ)。
ところで、波消ブロックは、
あのドッグフードと相似形のヒューマンタッチな形状に惑わされがちだが、
実はかなりの大きさで(分かっているつもりでも、いつもそれ以上に大きい)、
その上を移動するのは極めて困難な為に、大抵は3歩踏み出した所で後悔することになる。
もちろん、この日の僕も。
一方、海岸線を覆う高速道路、
借入れと引き換えにあまり好ましくない人々に権利が渡り益々疲弊してゆく温泉歓楽街と、
仕事柄ということなのか、この区間の海辺は寂しさで裏打ちされている。
もう疾うに閉ざされてしまった「熱海がリヴィエラになった可能性」を、
どうしても見てしまうのだ。(リヴィエラが僕の好みではないにしても。)
H.







