共存、あるいは併存のこと
2007年7月19日 10:12 - cityside - creationside (architecture)
先に書いたブランド・アイデンティティの策定にあたり、
表現上は、陳腐で直接的な語句を避けつつも、
設定としては、今後の展開のキーワードとなりそうなエッセンスを
裏側に盛り込まなければならないという事情から、
いくつかの言葉については、背景となる思想の共通認識が必要となった。
その中の1つ、とりわけ重要だと考えたものに「共存」「併存」があった。
僕は、ふと思い出して、
建築家の内藤廣さんによる「二期倶楽部の七石舞台」についての美しい文章を、
参考資料として提出することにした。
『異なる価値が隙間なく併存すること、そしてその様が美しさを携えていること、天と地の間にこれを露わにすることは、太古より人が追い求めた理想であり、今の時代の願いでもある。存在と無、時間と空間、具象と抽象、太古と未来、自然と人工、物質と表象、量塊と浮遊、女と男、生と死、それらの異なるものが切り結び、何の隠喩もなしに、あたりまえのようにひとつの平滑な平面に溶け合うことを願った。』(『新建築 第82巻1号』)
H.


