スポーツとエリアデザイン
2007年7月10日 09:35 - cityside (urbandesign)
東急電鉄の太田雅文さんと共に、
5人前後でスタートした『club街芸22』も、
3年目を迎え、登録メンバーは150人を越えた。
2ヶ月に1度、我々「醍醐ビル」が運営するレストラン「she-Bop terrace」に、
様々な職種のクリエイティブ・クラスが集まり、
アーバンデザインをテーマに交流を持つという会で、
多摩川アートラインプロジェクトの発想もここから生まれたのだが、
13回目となった昨夜は、
スポーツ・アドバンツメント・ディレクターの桑田健秀さんをゲストスピーカーにお迎えし、
暑気払いも兼ねて、40名以上の方々がご参加下さった。
日本には、教育と興行しかなく、「スポーツ」が無いとよく言われる。
従来型の協会組織が保守的で堅固であるということ、
都市生活におけるマーケットが確立されていないということ等が、その所以とされている。
一方、企業がスポーツ選手を手放している昨今、
スポーツの社会的意義というものが問われざるを得ない状況下にある。
そんな中、桑田さんは、
男子バスケットボール最後のオリンピック選手(しかも、エースシューターだった)
である等のご経歴を横において、
地域スポーツの振興を改革への方法として選ばれた。
大きなビジョンと使命感を持ってローカルな社会基盤整備に取り組む、
桑田さんのモチベーションの高さと情熱は、やはりアスリートとして培ったものなのだろうか、
いつも勇気付けられている。
もちろん、慶應高校の後輩(30年ぐらい、、)としてもね。
スポーツは、アートや音楽と同様、
都市生活にとってもエリアデザインにとっても、重要な構成要素であり、
その思いや手法は、全くと言っていい程同じなのだが、
街に対してフィジカルなコミットメントが可能なアートと違い、
アクティビティの持続こそが全てとなるスポーツは、
目に見える蓄積が難しく、それだけにエネルギーを要する側面がある。
やはりこれからは、それぞれの長所を活かした横断的で総合的な文化政策、
方法論への取組みが必要になって来るのだろう。
県民・企業・行政の三位一体をチーム名の由来とする大分トリニータの社長の溝畑宏さんは、
非常にユニークな方だが、
以前、拝聴したシンポジウムで「気でも狂ってなければ、街づくりなんて出来ない。」
とおっしゃっていたことを思い出す。
スポーツに関して温めているプロジェクトは、現在3つ。
素敵な報告が出来るといいのだけれど。
ー ー ー ー ー
今年も、七夕は仕事で連休とはいかなかった。
以前は、『海と七夕のピクニック』という仲間内の行事を4年程続けたが、
宇宙へと思いを巡らせることの出来る貴重なこの節句は、祝祭日ではないということもあり、
都市生活の中でのプライオリティを、なかなか確保出来ないでいるのだ。
『来年は、七夕が出来ますように。』
H.




