都市における自然
2007年6月26日 10:26 - cityside (urbandesign)
このところ、
自然環境に関するプロジェクトの相談が、
立て続けに何件かあった。
僕は日頃から、
自然環境というと、どうも農村や里山の話になってしまうことが、気に掛かっていた。
エコロジーという耳に心地よい安易な合い言葉により、
思考停止に追い込む作戦が取られていることが、気に掛かっていた。
また、都市に対して、安直にそれらの手法が援用されていることが、気に掛かっていた。
要するに、自然環境がアーバンデザインとして熟考され実行されたモデルケースは殆どなく、
もちろん、今回持ち込まれた案件も、そうした視点からのものではなかった。
都市における人間と自然の関係は、
植樹をすればそれで済むというような単純なものではない。
もっと言えば、その関わり方は、
無意識的で、わかり難く、非常にデリケートなものになっているのであって、
アーバンデザインにおける自然環境は、
そうした曖昧な感覚の交流の延長線上にあるのでなければ、
構築的な社会ストックとして機能することはないだろう。
何れにしても、
植物は、都市に「育てる」という視点を付与し得る貴重な存在であり、
また、四季の主要な構成要素としても、その影響力は計り知れない。
あまり褒められたことではないがこの分野は不勉強な為に、
まだボンヤリとしか整理出来ていないのだが、
僕は、都心における自然環境の問題は大きく分けて、
・気候と風土 ・地球環境 ・四季に基づく伝統文化
の3つの視点から語ることが出来るのではないかと考えていて、
その話は、また何れ、ここで詳しく続けたいと思っている。
H.


